〜 高田(浜松医大教授)著「心の科学(日本評論社)」より
要約( 文責:胚人14)〜
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ニュートン力学が代表する(古典的)物理学は、以下のように思いこんできました。つまり決定論。
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しかし原子・電子レベル(量子力学)が、以下のことを明らかにしました
(ニールス・ボーアの相補性原理)。
けっきょく、未来を予言する/科学的成果を予言する/ことは,誰にもできないのです。
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量子力学のもう1つの重要な成果を、簡単に表わすと、以下のようになります。
「太陽は、あなたが見ないならば、存在しない可能性も大きい。
太陽が丸いかどうかも、見る人に依存する」
たとえば、ある人が原子の位置を知ろうとして、光を当てたりすると、この原子は光の作用で
位置をかえてしまう。このため別のひとは、その原子の存在を自力でもう一度調べねばならない。
つまり宇宙は人がみとめてしまうと、変化してしまうのである。
一つの原子に何か作用させると、それは一瞬のうちに宇宙のかなたに伝わる。
つまり1つの物質も、あなた一人でも、宇宙全体を支配しているのです。
◆シュレディンガー(ノーベル賞学者)
「あらゆることがあなたに依存する。あなたが全宇宙を創造する」
つまり、現実の世界は、人間の心がみるようにしか存在せず、しかも心は宇宙大の
大きさをもって、宇宙を変化させているというのである。(高田)
◆ハイゼルベルグ(ノーベル賞学者)
『人の周りには、人と無関係な世界は存在しない。
参考:「月は自分がみなければ存在しない」タゴール(インド詩人。ノーベル賞)
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仏教では、1つの原因に1つの結果しか対応しないとは考えない。
「善因善果」とは、良い思い、良い行為をすれば、良い結果が生まれると
いうことである。よい思いとは、心の方向のことである。
つまり人々がどう認識し、どう心を用いるかで、結果は変化する、というのだ。
これは、まさに量子力学がゆきついたところである。
Q:じゃあ、宇宙から心をもった物すべてが滅べば、
宇宙は決定論にしたがう(1つの未来が決まる)の?
A:釈迦 「心のないところに宇宙は存在しない」
つまり「あなた」がみる宇宙がすべてで、
あなたの「心」が存在しない宇宙は存在しないのです。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜引用おわり〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
Q:なぜ今までは、ニュートン力学が成りたって
いるようにみえたの?
量子力学がわかる前の物理学や科学で、ロケットは飛んだし、
原爆だってできたじゃないか?
A:1
)多くの地球人が、ニュートン力学がなりたつと、思い込んできたから。
(人々の思いが、単一の結果をのぞみ、それが実現したにすぎないのです)
2 )
物理や科学の現場では、理論にあわないことや誤差は、日常茶飯事ですが、
それは隠されてしまい,表に出ないことがほとんどなのです(名誉欲のため)。