<11章;力は血から>  〜まとめ〜        月は人体内の全ての流れを支配
 血が,人と人,生命と生命をつなぐ時,一人では出せない奇跡的な力を生みだします
  ★補色;女性と植物は互いに補いあえることを象徴。P7参照  
                                    (胎盤,血縁の協力,血で誓った同盟など)

女性の力の本質は,血。赤い血球は緑の地球の贈り物,葉緑素は Mgが鉄にかわるだけで
赤血素(赤は緑の補色★)になる。そして祖先からの贈り物。そして宇宙はじまって以来の
あなたの体験が刻まれた骨(石)からの情報を,今のあなたに,伝えます。

意思が血の力を強めます。 乳も血の本質=卵と母体,子と母をつなぎます。
 水の性質を鉄分がきめる(π原理)ように,血液のはたらきは,血球がきめます。
「あなたらしさ」とは結局,血の球(表面の抗原)の顔つきだ,と医学も認めてます。
血のながれは『気』の源泉,マグマが地磁気をうみだすように。
                       血を軽んじて,川にすてるなら,
赤潮(動物性プランクトン) をもたらすことに…。
 伴侶をえらぶのに慎重なように,血の使いかたも,慎重であって当然ですね。血の乱用
はあなたを壊します。
血をまじえた相手の体内で,血球はいき続けるから。「決してにごすな,絶やすな」と
伝えられてきました。

 人間も自然の波動なしでは生きられません。都会にある自然の波動は,緑と女性。
女性は家庭に,毎月自然の波動をもたらします。★血は個体を昇華体に導きます。
 あなたの思いが感情をゆさぶると,血に記録されます。それが体外に『気』を放って,
望みどおりの結果をひきよせるのです。これが想像=創造の,かんたんな原理です。

 月経は, 血の力を多目的利用できる唯一のチャンス。土に戻せば,あなたのやさしい波動を
放送し,それにふさわしい,活力ある植物が育ちます。分身を生む子宮となるのです。
 これをアポリジニ族は万能の秘薬とし,バリ人は魔よけの伝統的織物の染料にします。
女性は血の力を男性に,与えることができます。血をわけた植物がもっとも手軽でしょう。
 月経血をのむこと(特に精子をまぜて…)は,不老不死の鍵の1つ でした。
ドラキュラの不死身は,その片リンをつたえています。
生理中のS◯Xも,悪用可能な膨大な情報をあげることになるので,慎重であるべきです。
互いの全宇宙体験の膨大な知識が,数年にわたって両者に押しよせてくるのです。 
(参考:精子は意思と知識( 特に進化のための) をもち,本人と共鳴し続ける分身です.)

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

 戦争とスポーツは支配の道具です。流血・恐怖が,人々の心を抑圧する手段 でした。
親への恐怖心で行動することを,誰もが小さい時から身につけています。そして恐怖心は,
コンプレックスを生みだします。 今の崩壊型文明は,コンプレックスが原動力です。
 男性は,女性から球(玉=卵)を頂かないと,何も創造できないと,『海馬』がしめしてます。
感情と血から引きはなされた,今の男達には,本当の創造力がありません。女性本来の
力を恐れる,男どもが血に「恥ずかしさ」を植えつけ,血の力を封印 してきました。
 男は女性を見直し,パ−トナ−の力(血)を共有しなければ,本来の力を発揮できません。
はずかしさを超越して,唯一の創造力=血や感情を,見直してください。
 母なる地球の,奇跡的な再生を望むなら,月経のリ・サイクルに,鍵が隠れています。
なぜ母なる大地とよぶの? 大地が母なる力をもつからじゃ,ないですか?
偉大な母ならば全てを許そうとするはずです。その力で地球をいやし,昇華することが可能です。
 血をみなおせば,全生命の共通の母=『命』を理解でき,
自然破壊や人口過剰を起こすことは、なくなります。いよいよ,その出番です。
生命力を,仙骨から出して,全身に昇華させなさい。生命力と,その経路を,イメ−ジしなさい。
 女性自身も,両性のエネルギーのバランスを取ることが必要です。血に意思を与えなさい。
  注)偉大な母『命』:宇宙の母体,全宇宙。ヒトの想念に従い全てに化け,宇宙の全てを育む。

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*<想念と物質>〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

気  体         液  体(気体⇔固体の媒介)   固体 (⇔意思⇔気体)
昇華体(光・竜)⇔  水・血/霊(半物質)=玉  ⇔個体(物質・骨と石)
無限にある想念 ⇔ まだ流動的・実現しつつある想念⇔創世以来の記憶の整理・保存
        ⇔  遺伝子を解読したデ−タ   ⇔アカシック レコ-ド( 遺伝情報)書込
想念の送受信    ⇔ 心に止める・理解し言葉とする   ⇔現実化し体験

 あなたは,愛用したものをあっさり見すてることができますか?  


【血=あなたらしさ】

 さて,血はアイデンティティの源 (=民族性etc.自己らしさを特徴づけるもの・自己証明) だ,
という理念は,世界中に残っています。  なぜでしょうか?  とうとう,免疫学が発見したのは,
『アイデンティティとは細胞の表面の" 凸凹" ( =抗原タンパク) の違いだ』ということです。
 このことは,『胸が大きい・おしりが大きい・ゝが高い』こういう「でっぱり」や,「顔だち・
容姿」が「あなたらしさ」の核であり,自我形成に大きな影響を与えるのと一致しています。
 特に身分証明(例:パスポ−ト)を,必要とするのは,体中を旅する『血』。
ですから血は「あなたらしさ」の全てを完備しているのです。
 さて自己証明(書)の代表は,パスポ−トと免許証。どっちも動き回る時には必要で,
たとえば家にいる機会が多い主婦の日常には,ほぼ無縁なことと相似してます。
こんなわけで,赤い血は,生物学的にも「自己証明」の源  といってよいでしょう。
【自己証明の悪用】
パスポ−ト,免許証,年金手帳,健康保険証など。どれも厳密に管理され,たいていは返
還を義務づけられています。悪用されるとタイヘンだからです。
 じゃあ,あなたの「自己証明」=血は,悪用されてないか否か,見守らなくていいの?
         (事実は,あなたのまいた悪想念に,栄養を与える結果となっていますよ)

【血を乱用する】
 意思によらず,血を混ぜあわせることはアイデンティティと意思を, 混乱させます。
献血もS◯Xも,「不特定多数」を対象とする 限り,ル−ツ(責任・原因)があいまいに
なってしまうんですね。「不特定多数」から「不特定多数」に供給するからこそ,輸血に
よるエイズなどを,大きな社会問題に発展させてしまうのです。
おかしなことに性関係を,不特定多数と結べば非難されますが,不特定多数に血をばらま
いても,現代では非難されません(500 年前なら,世界中で村八分,うけ合いです)。
 力をあやまって使うことの恐ろしさ は,いうまでもないでしょう。それゆえ献血と
S◯Xは,相手を良く選ばなくてはならない…のかもしれませんね。

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
 『原料がありありイメージできないような食べ物が,どうして体によくないの?』
 『どうして「国の収入」となると,政治家や官僚は無責任に赤字にできるの?』
こういった問題もみな,同じ問題を根にもっているとみることができます。

  漠然とした対象には,感謝することは難しく,まして決意したり,責任を負うことは困難です。
よくこうした問題をバクゼンと「想像力の欠如」といいますが,もっと率直にいえば「誤った自由
主義」と,「市場原理=皆が好き勝手やっても,神の見えざる手がなんとかしてくれる,という,
神まかせ無責任主義  」を,さも当然のように社会が教えるからだ,ともいえましょうか。

【血のちから】〜どちらも力の媒介役です〜
 水と血は,どちらもその鉄分が,性質をきめる 点が,にていますが,
血は,持ち主の意思に従って「ちから」をうみだす 傾向が強いのです。ちょうど,
血の主成分・鉄が地の深い所にあるように,深い源からの力を生みだします。
血をみると心が深い所からゆさぶられます。けれど今では,だれも血のほんとうの意味を
しらないので,エイリアンか何かを見たように「恐怖心」だけがおこります。
恐怖心は人体最強の,生存本能をゆさぶるので,他の感情は全てふっ飛びます。
 スポ−ツでケガはつきものです…血をみせ,その意味を教えない。なんと残酷なことを,
権力者たちは奨励してきたことでしょう。スポ−ツはいまでも民衆支配の道具です。

【新世紀の男女】
★地球が進化できるか否かは,男が血・感情の創造力を思いだし,どれだけ体現できるかで,
決まります。 あなた自身の内部で,両性エネルギーのバランスを取れれば,バランスの取れた
パートナーが引きつけられてくるでしょう。より大きな力となるためです。
『命』≒母なる宇宙とは(あなたが将来,そうなるべき姿は);
 全てを許す母は( 彼女も子供達も) 無制限に学ぶ機会をもつことになります。だって,
「何があったの?ママに教えて!見せて見せて!ママはあなたと一心同体なのよ!」と
いえるのですから。
 生命体=命の子供ら  に,ヒトが創造したもの全てを愛し,何の干渉もすることなく,
進化のプロセス=無制限に学び,創造し,教訓をえるように働きかける。つまり「保護=
束縛」しない,無限に許す存在です(ちょうど雲や木のように)。
 万物に宿る命の母の力を感じてください,探してください。命の母の力(全てを許す,
全てを仲介する)を内なる心に見つけてください。できるだけ多くの人がこの世紀末劇を
理解し,かつ全ての人を許さるようにならねばなりません。
こうして命の母の力がよみがえれば,劇的な癒しが地球におきることでしょう。

【今世紀最大の暴力】 〜血も臓器もあなたの存在そのものです〜
 輸血も,他人の体内で,生きつづけるからこそ必要で,臓器移植と同じ,野蛮な風習。
最近,法皇庁が「臓器移植」に反対を表明,これまでと180度方向を転換しました。これでキリスト教社会が,
臓器移植反対の立場をとることになるのに,日本の医療は世界に逆行し,移植を進めようとしています
エホバの証人でなくとも,実は物の道理のわかる人や信仰家は,献血と臓器移植を拒否します。

 それは結局「人身(血という臓器)売買/いけにえ」の源泉となるからです。企業や
金持ちの慈善事業を,カソリック信者は「ユダの接吻」として嫌います。理由は売名や罪
滅ぼしが目的となることも多いからで,輸血拒否は,きわめて科学的で倫理的です。

 なお,大半の献血の動機が,心の深層をみると「自己過小評価or罪滅ぼし」です。
「私にはこんなことくらいしか,世の役にたてないから」
「ああ,血をとられた。確かに世のために役だったんだ」という,意識が裏で働いています。
【医師は献血しない…なぜ?】
 「医師が血を与え始めたら,きりがない」 「医師が貧血をおこせば,ぎゃくに患者の迷惑となる」
 「医者は大勢の患者の血液に触れるので,献血すれば患者に病気を移す」
  などが,医師が献血をしない理由としてあげられましょう。しかし真因は別にあります。
 輸血するかどうかを決定する立場で,現場を熟知しているからです。献血がなんと無駄に
使われることでしょう。エホバの証人らも,「無輸血手術」研究に援助を惜しまず実績を
あげています。今ではよほど出血の多い手術でない限り,本当は輸血を必要としないからです。
 むしろ野蛮な献血のために,代用血液の研究が進まないのだ,ともいえます。

  米国では金もち(自前で高額な保険に入れる人)ほど,設備のととのった病院にゆき,
延命にすぎない輸血をうけるために,入院( 輸血は入院が普通なので)します。でも貧乏人は
通院治療。お金で治療に大きな格差があるのです。それどころか貧しい黒人達は,生活のために
今なお売血しています。そうやって余った血が,血液製材と
  なって,今も金持ち・日本が買っているのが実情で,エイズの血液製剤など,そのほんの1部にすぎません。
この,健康が金で取り引きされる事実は,どれほど良心をマヒさせるでしょう。他人の血をまぜる
ことがどんなに重大なことか…無知・軽視が,未知の血液病のまん延を,いまなお招いています。

 血は地と同じ響きをもち,薄っぺらな「博愛精神・国際化」という大偽名分の,対極にあり
ます。国土あってこそ国民がなりたつように,「血」は民族性に欠かせません。

【血は本当に汚いか?】
 生理の血は,酸素が豊富で体内でもっともピュア。白ムクの花嫁のように汚れしらず。
  さて,バリ島の伝統的な緋色の織物(ダブル・イカット)は,生理の血を染料として1
3年!もかけて織りあげられます。古い織物は色あせてくるものですが,この織物は年を
へるごとにますます鮮やかな色合いになります。また悪霊よけの力があるとされ,宗教的
または重要な儀式では,女性達はこの布でできた衣装をまといます。親から子へと受けつ
がれ,観光客がかうことはまず不可能。もし可能ならば,とほうもない高値がつきます。

 ところが日本では  月経は『不浄』とされ,それゆえ女性は,神社仏閣や富士山など
から遠ざけられ,寿司職人や板前になることができませんでした。
なんと,血に対する常識が,国によって正反対!。すると「不浄」だなんて・まちがった
常識を植えつけられただけなのかもしれませんね。

  真実は,女性最強の力が,血にあることを気づかせないため( 自然に任せると母系社会
となってしまうので),権力者(男)どもが,血の知識をほうむっただけのことです。
女性の砦=助産院から,出産を奪いとったように,血の力を隠すことは,女性の力を奪い
とるために,欠かせない方便だったわけです。

 かたや閉経は本人にとっては,とてもラッキ−なできごとだと,めざめましょう。それ
以後は,あり余る血の力を,体内にとどめることで,より有効に自在に使える人,となる
からです。 その神秘な力ゆえ,「魔女は老婆」と決まっていたのです。
    /あなたは,さまざまな生命を養うことができる血を,ゴミの源泉とする選択を/
 /続けますか? それとも,何かを生かすことに,役立ててみませんか?   /
 今こそ命の母は,血の神秘を理解し, ひいては全生命体を尊重する様,願っています。

【身土不二の根拠は?】 「血=地」,「力=地から」
人は土に働きかけ,土から作物を得る。作物をたべれば,力・元気がでてくる。土には先祖の汗と
思いがしみ込んでいるだけでなく,昔はまさにその死体さえ,土に返され土の養分となって
きました。「食物をいただく」とは先祖の血肉をたべ,思いを引きつぐ行為でした。
そんな昔の話ではなく,仏教が庶民に広まり,坊主が墓を管理(死体独占)する以前のことです。

【食料を分け与える意味】=自然がもたらす命の糧を,わけ与える。
食料を客人にふるまうことは,死活にかかわるマナーなのですが,不思議と西洋でさえも,
「客を稀人(マレビト)として歓待する風習」がみられます。奇形児(ex. 福助)・行き倒
れも,この稀人です。稀人は神さまのように,うやまわれてきました。
 例えば地中海一帯の慣習法・カナンをしらべると,以下のような事実がわかります。
「食を共にすることは,自分の生命(血)を与えることであり,おたがいの血がつながること
になる」。こうして,稀人(=神の使い)と食事することは当然,神と主人がつながることに。
【食=血のつながり】
 また復讐の習慣が当然だった時代には,仲直りには会食が不可欠でした。
「殺しを知りながらパンか銃を犯人にあたえるものは,復讐をうける。」カナン 39条
「血の主人の家族(復讐をうけた家族)…,復讐者の家をおとずれ, 
      和解に立ちあって食事するとき,血の共食が行われる」  カナン 982条
 つまり食を与えた人は,もらった人と同じ血の持ち主とみられ,復讐の対象となります。
この復讐をやめるには,両家の会食が欠かせず,それは両家の血が結ばれることを意味し
ます。このつぐないがないと, 加害者側の血がいつまでも流されることになります。