＜１０章 水と月の復権＞

【１６】この小冊子の中には，なんども同じ数字がでてきました。

１６…万葉集１６巻，日月神示１６帖。
　　　明治天皇即位の年レイ，江戸幕府成立が１６００年代。（see 番外編）

１６はエンギのよい数として知られ，水に関わる数です。銀行名にも使われています。
（ちなみに１５は土・混トン（泥）を意味し，やはり縁起のいい数として知られます）

　そう，たとえば「水商売」が象徴するように，
水とはおカネ・感情・感覚・霊感・融通性・癒すこと・女性らしさ・夢などをいみし，
月が水を支配する様に，月に深いかかわりをもちます。日月神示はこれからの末世を，
『月の時代』と表現しています。

Ｑ：どうしてただの水が重要なの？全然わかりませんが…。

Ａ：◆古来からの教えは，「中心は常に空洞である」と教えます。◆

　例えば地球や月の中心は空洞ですし，脳でいえば，空洞の代わりが，水のつまった
「脳室」です。東洋医学は，ここを「気海」とよびます。気海は気（この場合酸素）が
たくさん溶けこんだ水のことです。
　この小冊子はごらんの通り，はからずも，水・月・松果体・夜など，『女性原理』を
くわしく説明する結果となりました。

水は火（太陽，下垂体，男性原理）とならんで，大事なものですが，もちろん本当の中心は
この２つをこえた所＝真ん中にあります。これを最近では『π・光・ヒト・命』とよんだり
もします。火と水がそろえば，おのずと１＋２＝３が現れ，三位一体が完成します。

  現在，川も海も汚染され，水質がおちてきていて，飲み物は児童に持参させる幼稚園や
学校が増えてきています。水道のじゃ口から出る水をのませるのが，不安なわけですね。

【水は鉄の意思に従う】

　それでは，良い水の条件とは何でしょうか。
水というとＨ２Ｏが思い浮かびますが，実はいまの水はＨ24Ｏ12，と表すことができる
そうです。つまり（Ｈ2 Ｏ）×12．水分子が互いにくっつき合っているのです。こうなる
と，水の大切な「物をとかす」働きが低下してしまいます。簡単にいえば「消化の悪い水
といえましょう。しかし生き物に必要なのは，「サラサラした，消化の良い水」です。
その代表的な例が，πウォ−タ−です。沢山の酸素をふくむことができます。
生き物の体内の水に，もっとも近く，また良質なミネラルウォ−タ−にも近いものです。
　さらさらの，すなおなよい水ほど，とかしこむ性質，いいかえれば「包容力」がつよい
のは，女性に非常ににていますね。
　どうして水がスクラムくんだり, サラサラだったりするのでしょう？それを決めるのは
水の中に常に２×１０-12 乗だけ含まれる鉄分です。この鉄分はビテオテ−プのように, 
はるか昔から今までの記憶を, 録音しつづけているといいます。わるい環境を旅してきた
水は, 悪い記憶を沢山もっていて, その悪い環境を再現しようとします。

  ちなみにＥＭなどの，人間社会をかくれて支えている有用微生物（特に嫌気性菌）の活
躍は，同じように隠居したとされ, 目だたず日本の国を支えてきた，日本列島の自然（国
常立の命の御神体といわれる) も活性化しています。列島ぜんたいで，地震が活発になっ
てきています。それは国常立命やスサノオ命の復活と無縁ではありません。
　ＥＭを大量生産可能としたのは，πｳｵ-ﾀ- の存在でした。　純粋な水を取り戻そうとい
う動きも，この世紀末にどうしても必要な仕組みでした。

【水の媒介作用】
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊﾞｲｶｲ
　水は一日に何度も，からだ中をかけめぐって，媒介作用をいとなんでいます。
たとえば五感はすべて，水の媒介を必要とします。目のレンズは水。味覚も嗅覚も水に
とけた成分しか，感知できません。耳の三半器官には水が入っています。
感覚を脳に伝える，脳から全身の細胞に体験智を伝える，これらは全て神経をとりかこむ
水が，実際の働きをしています。学者が誤解しているような，神経本体の電気作用が媒介
しているのではないのです。

  インドネシアと並ぶ，火山島・日本。平地が少ないため，川の落差が大きいので，流れ
は早く，よどまぬ清い水がタダ，と言われてきた日本。世界中の海流が集まりそれゆえ，
四季の風情が豊かな日本。明治までは世界に並ぶものなき母系社会だった日本。
　しかし列島を支えるのはふつふつと煮えたぎる大地の血＝マグマ。清い水＝清い心でそ
れをなだめることは，地震をふせぐ最大の手段でした（人心の乱れなくして天災なし）。


【女性の復権】　　〜イザナギはまだヨミがえっていません（古事記）〜

　 多くの宗教では女性はよく水( 陰の作用) にたとえますが, 水の復権は，女性の神秘の
復権にもつながります。宇宙という母体，地球という母体，本来「支配」者とは，「ささ
え，気を配る」という元意からして女性でしたし，今でもじっさいは，そうなのです。

　けれど女性の支配権をうばい，神秘性を消しさろうとする男達の企みが，西洋を中心に
ここ数千年つづいてきました。水がよごされ，護岸で封じこめられたように，女性は本来の
性質を完全に忘れかけています。歴史が終わらぬために，ヨミ帰りがぜったいに必要です。


　女性が男性社会で対等にはり合い，復権をめざすといういまの動きは，『命の母』の復
権の前ぶれという，ポジティブな評価もできますが，残念ながら本末転倒です。

　水の本来の作用は，霊的な媒介作用です。固体（個体）と気体（昇華した本来のあなた）
をつなぐ作用です（１１章参照）。
　いま地球に必要なのは，『命の母』の，無限にいやすエネルギ−を，母なる大地にとり
もどすことです。もっと女性が感情を素直に表現し，自らの心をひらき，そして女性の神
秘の源泉＝母なる宇宙，と一体であることに目ざめ，血の神秘に目ざめるべき時です。
　実際，最近の進化したπ水＝『波動水』が教える様に，水の鉄分の記憶をかえると，水
の性質が変わります。のむ水がかわると，肉体が変わります。
　たとえばこの鉄に，病気に対抗する波動を録音すれば，病気が改善すると，報告されて
います。
　きよい水を司るのは乙姫さま。清い水が復活すると，イザナミ（マグマ・月）の力が再
び水を支配します。イザナミが乙姫となり，人体と女性が変わります。清い水も体も，『
鉄の意思』にはすなおに従います。体を本当に動かしているシクミは，脳室という水ガメ
だったのです。
あなたの意思で体を思うままにコントロ−ルし，昇華するためには，どんどん清い水を
体にいれることが必要です。